硝子 金魚鉢
(口径 30cm 高さ 27cm)
明治中期頃の金魚鉢。 かなり大きいです。
三つの猫脚で玉縁(たまぶち)のものは古手で、たまに見かける口部が巾着のような襞(ひだ)口の金魚鉢より珍しいものです。
古硝子特有の揺らぎや気泡も見られ、居間に鎮座させれば来たる夏の備えに最涼。
この流れでひとつ話を添えますが 、昔、国立演芸場で 十代目 桂 文治 さんの「猫と金魚」を聴きに行った事を思い出しました。
立川談志さんの芸談の中で、「初代 柳家権太楼の持ちネタとして有名だが、田河水泡が書き下ろした創作落語なんだヨ」とよく紹介してました。
あぁ落語が聴きたい・・・。