秋 花

2019年10月18日金曜日


江戸中期・18世紀頃の 八重山諸島 焼締花器 です。
花は名残りの西洋山牛蒡(やまごぼう)と狗尾草(えのころぐさ)。

何処かにしかない花入と何処にでもある路の草花。

暗夜に浮かぶ月が、半割れになった栗にしか見えない今日この頃ですが、物欲が湧いた方はぜひお越しくださいませ。

 吉 田 崇 昭  輪 線 文 飯 碗

2019年10月16日水曜日

               吉田崇昭  染付輪線文飯碗

(口径 11、5cm  高さ 6〜6、3cm)

福岡・筑紫野市で染付や白磁、鉄絵などの器をつくる吉田さん。

初期伊万里と同様に、成形した素地に呉須で絵付けし天然土灰釉を生掛けしています。 長石(陶石)と灰でつくる釉も、石の鉄分量によって発色に変化があるそうです。
初期伊万里も原料の精製不足の為、釉が青みを帯びているのと同じですね。

掌におさまる碗形(わんなり)の理想的な飯碗。

 初 期 伊 万 里 素 線 盃

2019年10月9日水曜日

初期伊万里 素線盃

(口径 6〜6、8cm  高さ 4、5cm  高台径 2、5cm)

江戸前期の初期伊万里盃です。
銀直しの大傷ものですが、引き締まった器形を損なわずに直されています。

この手の盃は図案中から抜け出てきた花弁のような ’ 緩さ ’ が世の左党を惹きつける魅力かと思いますが、これは楷書体のような生真面目な形。
初期を幾つかお持ちの方にも珍しい酒盃になるかと・・・。
なんといっても、高台から胴へ一段立ち上がる厳しい形が秀逸です。

 色 絵 秋 花 小 皿

2019年10月4日金曜日

                色絵金彩 三寸小皿 

幕末〜明治頃の京焼の三寸小皿。
絵替わりで秋の野花が絵付けされていて、膳の上が ちと雅(みやび)になります。
                   白桔梗
                   野紺菊
              白花 秋海棠(しゅうかいどう)
                    白椿


「 ひかりがこぼれてくる
  秋のひかりは地におちてひろがる
  このひかりのなかで遊ぼう 」
                八木重吉「貧しき信徒」 秋のひかり
                  (白鳳社・『八木重吉詩集』より)

 玉 川 堂 銅 製 水 差 し

2019年10月1日火曜日

                  銅製 水差し花器

(口径 17cm × 13cm  高さ 5、2cm)

江戸時代(文化13年・1816年)から続く、新潟・燕市の銅器製造元「玉川堂(ぎょくせんどう)」の銅製 水差し。
銅味が良く緑青も所々に吹いて、動悸も乱れるなかなかの存在感。
水を張り、秋海棠(しゅうかいどう)なんぞを生けたくなる心持ち・・・。

              側面には、流水に亀の文様。


 石 黒 剛 一 郎  緑 釉 碗

2019年9月26日木曜日

                石黒 剛一郎  緑釉碗

岐阜・多治見で作陶する石黒さん。
耀州窯 青磁のような深みのある釉調で、高台が小さく、薄手でカリっキリっとした ” かたちきれい ” な碗です。

『 そらんじ 』らしさを表してくれる一碗。
内側には鳳凰や唐草の彫りが・・・。

熱々の餡をかけた揚げ出し豆腐なんぞ、ぴったり。
焼きおにぎりにお茶をかけても・・・かけてばっかり(笑)

 絵 瀬 戸 行 灯 皿

2019年9月21日土曜日

                  緑釉掛け 行灯皿 (売約済)

江戸後期の絵瀬戸行灯皿です。
緑釉のわずかな施釉加減が奥ゆかしく、蝶も秋空にひら舞って行きました。