李 朝 青 磁 釉 堅 手 盃

2019年2月19日火曜日

                「 李朝 堅手盃 」

(口径 8、8〜9cm  高さ 4、5cm)

さむ風に身体を丸めながら歩いていると、白梅・紅梅が花咲き微笑んでいることに気づく時節。

辺りは土の匂いと真白き息吹も交じり、閑空(かんくう)を見上げる眼差しすら枝先にとどめ置くのは難しいようで・・・と、かっこよさげな一節を中断しての商品紹介です。

清真な心持ちを宿らせているかのような、なんとも惹かれる酒盃。
口辺の端反り具合や、青みの強い発色も良し。
紅梅や紅の木瓜(ぼけ)一枝を手折り、木下杢太郎の描いた植物図譜をめくりながらの独酌など如何でしょう。
            (岩波文庫「百花譜百選」木下杢太郎・画)

 鈴 木 智 尋  刷 毛 目 筒 湯 呑 み

2019年2月14日木曜日

               鈴木智尋  刷毛目筒湯呑み (残り 一客)

(口径 6cm  高さ 9、8cm)

京都・嵯峨で作陶する鈴木さん。
薪窯焼成。

ちぢこまる寒季は、湯が冷めにくい筒ものが何かと重宝です。
心までちぢこまる事なく、背中まぁるく、気分まぁるく、ゆったりとしたいもの。
呑めばわかるさ!です。

 椿 絵 ブ リ キ 蓋 物

2019年2月10日日曜日

             「 錆ブリキ缶蓋物(椿絵) 」

(8〜8、3cm角  高さ 11、5cm)

正面に朱と金彩で紅椿、側面と蓋上に楓が描かれたブリキ缶。
昭和期。
風合いの良い錆び具合に、わりと洒脱な椿の絵がお気に入り。
陽光まぶしくなるのはまだ先ですが、大好きな 春よろこび の椿の時季です。

 古 備 前 筒 花 入

2019年2月5日火曜日

               「 古備前 筒花入 」


              末枯れぬどこまでも己れ紛れずに  千代田葛彦
               
                   (琅玕洞「句集 旅人木」
                    第二部 風餐 霜の幹 より)



桃山〜江戸時代前期の古備前花入。 (口径 4、5cm  高さ 19cm)
寒風に耐える古木の幹、群れずに立つ ひとり侍 のような佇まい。
口元部分から9cmほど亀裂がありますが、底から半分あたりまでは水を入れられます。
非常時の際は花を引っこ抜き、武器にもなりえます。

 渡 辺 信 史  灰 釉 浅 鉢(緑・黄)

2019年1月31日木曜日

              渡辺信史  灰釉四、五寸浅鉢

鎌倉で作陶する 渡辺信史(しんじ)さん。

一人分の和えもの、炒めもの、酒肴、数種類の漬け物盛り、取り皿などに。
持ち上げた際、口辺下の窪みに人差し指の先がかかるよう轆轤引きしてある、気の利いた浅鉢です。
全体にあらわる貫入に少しずつ色が入っていきますし、何より釉溜まりの色味がきれいです。

個人的には、目を皿のようにして御深井(おふけ)の銘々皿を探す必要がない出来だと思っています。 (未だ探してますが・・・)

 瀬 戸 藍 朱 麦 藁 手 小 盃

2019年1月25日金曜日

              「 瀬戸 藍朱麦藁手小盃 」

(口径 6cm  高さ 3、3cm)

幕末〜明治時代の瀬戸の小盃。
いつの世でも人気の麦藁文様ですが、日常で使うには明治期のもののほうが気兼ねなく愛用できるかと。 
江戸後期の絵瀬戸もいいですが、この時代のほうが軽くすっきりしてますしね。
内外にうすく掛かる釉の青みが清々しいです。
近頃仕入れたものの中で、実はお気に入り。

 薄 瑠 璃 の ぞ き 猪 口

2019年1月19日土曜日

            「 古伊万里 薄瑠璃のぞき猪口 」

(口径 5、3cm  高さ 6、3cm)

江戸後期の薄瑠璃猪口。 朱と金彩で松と蕨絵が描かれています。
定番のものかと思っていましたが、近頃あまり見かけません。

凛とした気配が漂い、残る刷毛ムラも年の始まりの気持ちの昂まりと不安をあらわにしているようです。 (できれば不安は一掃したい)


透き通った初空月(はつぞらつき・一月の異名)の清らかさを内包している猪口です。