玻璃小壺 [御売約]
中国・元の時代(13〜14世紀頃)の硝子小壺。
仕入れた当初は、明の時代かジャワ島あたりの硝子だと思っていましたが、扱ったことのある同業者に詳しく訊いたところ・・・元との事。
いろいろなものがありますね。
やや曇った硝子の質で、なにやら惚(とぼ)けた表情。
煙を充満させたような・・・ひと化けして吉凶のどちらかをもたらしてくれそうな・・・不思議な小壺。
骨董という雰囲気ものとも言える、不可思議で、わけもなくこころ惹かれて手元に置きたいと思える一面。
詳細がおぼろげにでも判り、日に日に魅力が増してくる一面。
双方とも味わえるものだったかと。