把手付き須恵器 [御売約]
(口径 9〜9、8cm 胴幅 11、5〜12cm 高さ 11cm)
古墳時代(5〜6世紀頃)の須恵器。
轆轤目もあらわれ、薄手(うすで)で傷っ気もなく直水可(漏れも無し)となれば、持ち帰りたくなるのは必定です。
「 遠いものは彼方である。
彼方といふことが、放埓(ほうらつ)な繪空ごとを充たし
美しい存在を示してくれた 」
城 左門
(臼井書房「日日の願い」
歳月 彼岸 より)